子持ち妊婦が祖母の汚部屋を片付けたよ(第1弾)
移転しました。
こんにちは、29歳子持ち妊婦のみっぽです。
今回やむにやまれず、実家の祖母の汚部屋を4時間かけて片付けました。
ずっと「やらなきゃ」と思いながら放置していたのですが、ようやく覚悟を決めて取り組みました。
きれいになった床を見て、とてもすっきりして気分がよくなったので、その様子をお届けします。
なお、タイトルが「第1弾」となっているのは、まだまだ部屋が散らかっているからです(要するに床しか片付いてない)。
もしかしたら第2弾以降があるかもしれませんが、次にいつ実家に帰れるかわからないのでそこは未定です。
なぜ祖母は汚部屋?……物を減らさないままボケてしまったから
まず、祖母は存命です。母方の祖母で、実家でわたしの両親と暮らしています。
祖母の部屋はカーペット敷きの六畳間で、シングルベッドと備え付けのデスクがあります。
その部屋の全てが物に埋もれています!
あいにく、写真を撮り忘れた(というか撮っても掲載はできなかっただろう)のですが、たった半分くらいを片付けただけで、可燃ゴミ50リットル、衣類50リットル(すべて床に落ちていたもの)、不燃ゴミ20リットル、くらいが産出された、というあたりで想像いただければと思います。
もともと持ち物の多い人でした。
古い書類もなかなか捨てないし、洋服も山ほど持っていました。
いらないものは片付けたら、と常々伝えてはいたのですが、実行にうつさずに認知症を患ってしまいました。
わたしは結婚して実家を出たので、母が何度か整理に取り組みましたが、身内すぎてうまくいかなかったようです。
棚や引き出しなどしまう場所はあるのですが、どこもかしこも物が詰まっているので、使ったものを床やベッドに安易に置いてしまい、どこに行ったかわからなくなってまた新しいものを出す、という負のループが続いていたようです。
第二子が生まれたら一時的に実家に帰るつもりでいたのですが、家の中にそんな澱みの温床があると落ち着いて子育てできないので、今回頑張って片付けよう、と決意したしだいです。
「孫掃除」のススメ
母が祖母の部屋を片付けられなかった一番の原因は「関係が近すぎたから」です。
出てくるもの一つひとつに「これは捨てていいのかな?」と悩んでしまってちっとも進まなかったそうです。
あるいは、つい本人に「これは処分してよいか」と確認してしまい、ボケた祖母は当然即断即決などできませんから、ケンカになって「もうやめた!」となってきたそうです(ちなみに母と祖母は元々お世辞にも仲が良いとは言えない関係です)。
その点、孫であるわたしは容赦ありません。
書類でも名簿でも、別に知ってる名前など出てきませんから、ガンガン捨てられます。
唯一捨てられなかったのは、亡き祖父が仕事先から祖母に宛てた手紙の束くらいです。
適度な距離感で、スピード感あふれる断捨離をすることができました。
たまに、書類の隙間から切手シートやらドル札やらが出てきたりするので、その点だけは気をつけましたが……!
片付けのコツは「考えない」こと
作業中に頭を使うと手が止まります。
頭は作業前に働かせておいて、作業が始まったらある程度ノンストップです。
そうすればガンガン片付きます。
準備したもの
ぱっと見たところ、祖母の部屋に落ちているものは、
- 衣類
- 書類
- ゴミ
だと分かったので、片付け開始前にわたしが用意したのは、次の物品です。
- 大きめ紙袋6つ(ブラウス類、スカート類、下着<上半身>、下着<下半身>、帽子、カバン、に分類する用)
- ゴミ袋3つ(可燃、不燃、紙)
- コードレス掃除機(汚部屋にコードつき掃除機をかけるのは至難の技)
- マスク(ないと致死性の埃を吸い込んできっと死ぬ)
各々の部屋の構成物やゴミの分別で多少変わってくると思います。
とにかく、何を拾っても入れる場所があるだけの分類袋を用意することが肝心です。
作業の流れ
マスクを装着し、作業開始。
どこから始めてもかまいませんが、ベッドの上やサイドテーブルの上など、すぐに片付き達成感が得られそうなところから始めたことでよりやる気が出ました。
そしたらひたすら物を拾い、分類して袋につっこむだけ。
床が見えたり、ほこりが気になったら、掃除機をかけながら。
衣類はある程度たまったところで、母にさらなる分別をお願いしました。
- これからも着る → 取っておくもの
- もう着ない → 捨てるもの
それぞれ、何枚ずつくらい取っておく、と決めて分けてくれたようです。
午前2時間、午後2時間やったところで、ある程度すっきりしたので終わりにしました。
動きすぎて、あとから股関節にきました(妊婦は無理をするなとあれほど)!
(ビフォーはないけどアフターは撮った)
今回の報酬……すっきりしたいい気分と、母の感謝と、600円
たぶん、便利屋さんでいったら1万円分くらいは軽く働いたと思います。
実際「掃除しててもし1万円とか出てきたらもらっていいよ」とも言われていました。
が、実際は600円しか出てきませんでしたね……ちょっとなんだよ~って感じ。
ああ、古いハガキとか80円切手とかはけっこう発掘されたからちゃっかりもらいましたが。
……小説投稿するレターパック買うのに使ってやるんだ!!
まあ、とてもいい気持ちになったのと、母が喜んでくれたのでいいかな、という感じです。
今回体調不良で参戦できなかった母も、次回は協力して、部屋の残り半分及び納戸(ここも4畳まるまる祖母の衣類が詰まっているという恐怖)を片付けようね、と約束しています。
実は母には、祖母の部屋の片付けもいいですが、自分のものも少しずつ減らしておいてほしいなあと、ちょっと思ったりしています。
なんか、だんだん似てきている気がするんですよね……あががが。
わたしもいずれはこうなるのか、という悪寒を、片付けの最中ずっと感じていました。
やばい、ミニマリスト、目指そう。
なんにもないぶろぐを初めて見た瞬間の衝撃は忘れられません。